Coinbase Venturesが初めてEthenaへの投資としてオープンマーケットでENAトークンを購入した。両社は、チェーン上の金融・貯蓄商品をCoinbaseの1億人超のユーザーに拡大する大型提携も発表した。
Ethenaの基盤トークンであるENAはこの発表を受けて約10%上昇し、本稿執筆時点で0.09ドルで取引されている。
Ethenaは、米ドルに連動したシンセティック・ドルプロトコルを運営している。暗号資産ネイティブのステーブルコインUSDeを中心に据え、デルタニュートラルなヘッジ戦略によって利回りを生み出す仕組み。
ユーザーはsUSDeにステーキングすることで変動型リターンを獲得できる。歴史的には、パーペチュアルファンディングレートなどを通じて2桁のAPY実績もある。
今回の提携は、Coinbaseのエコシステム内でシンプルなオンチェーン貯蓄や金融ツールの提供を重視する。両社初の共同グロース施策は来週開始予定。
Xで最新ニュースをフォロー 本記事のリアルタイム情報を配信中
Coinbase VenturesはEthenaを「オンチェーン金融で重要なプレイヤー」と位置付け、USDCとの連携強化にも期待感を示した。
オープンマーケットでの購入は、典型的なVC割引やロックアップなしで強い信念を示し、機関投資家にインパクトのあるメッセージを発信した格好。
この協業により、USDeやsUSDeのリテール・機関投資家層への普及が大幅に加速する可能性がある。
Coinbaseの規制準拠インフラと膨大なユーザー基盤を活かし、今後Coinbaseアプリやウォレット内で手軽な貯蓄商品として展開される可能性もある。
来週のグロース施策やUSDC連携強化の動向、両社のパートナーシップが利回り型チェーン上ドル普及にもたらす影響などに注目が集まる。
今回の動きは、Ethenaが進化するシンセティック・ステーブルコイン分野での存在感をさらに強化し、Coinbaseユーザーに革新的なDeFiプロダクトへの直接的なアクセスを提供する流れとなる。

