XRPレジャー(XRPL)の取引件数やトークン化は記録を更新し続けているが、XRP価格は2026年第1四半期に27%下落し、5月もさらに6.19%安で終了した。両者の著しい乖離が浮き彫りとなっている。
この矛盾と直近のMessariデータ、そして6月のXRP価格を左右する2つの水準を分析する。
ネットワーク利用が急増する一方で基礎トークンの価格が下落している――まさにXRPレジャーで現在起きている現象だ。オンチェーン活動は拡大しているが、XRP自体の取引価格は2025年の高値を大きく下回る。
Messariの2026年第1四半期のXRPレポートによると、XRPレジャーの1日あたり取引件数は前四半期比35.3%増の248万件となった。決済、トークン化、分散型流動性サービスの分野でネットワークの実利用が強まっていることを示唆する。
トークン化された現実資産市場も拡大した。四半期で124.1%増の22億5000万ドルに達し、XRPLは世界的な機関投資家向け現実資産(RWA)発行の有力な受け皿となっている。
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ステーブルコインも拡大傾向だ。RippleのRLUSDは45%増の3億4030万ドルとなり、四半期末にはXRPレジャーで最大のステーブルコインとして決済分野での存在感を高めている。
機関投資家の動向も5月に存在感を増した。JPモルガン、マスターカード、リップル、OndoファイナンスがXRPL上でトークン化米国債の国際償還をライブで実施し、資産決済を約4.2秒で完了した。
トークン価格は対照的な展開となっている。XRPの時価総額は第1四半期に26.3%減の822億1000万ドル、価格は27.1%下落して1.34ドルとなり、5月も1.28ドル付近まで下がった。
同時に取引活動も冷え込んだ。現物取引高の1日平均は32%減、永久先物取引高も28.6%減となり、開発が進む中でトレーダーの資金が他の銘柄へ向いた。
ETF資金流入も全体像を複雑にした。米国スポットXRP ETFは第1四半期末時点で7億754万XRP(流通量の約1.26%)を保有し、5月にはネット流入が1億3100万ドルと、2026年で最高水準だった(SoSoValue調べ)。
乖離は現実だ。ネットワーク普及、機関連携、ETF需要の高止まりが一方の要素だが、季節的な弱さと暗号資産市場全体の調整が現物価格を押し下げている現状である。
本アルトコインは2月初頭以降、対称三角持ち合いで推移している。1月高値から53.84%下落後に形成され、現在は下限トレンドラインの1.26ドル付近で攻防が続く。
BeInCryptoの直近分析によれば、1.26ドルを2日連続で下回れば三角持ち合いの下抜けが確定する。XRPの6月中央値は2014年以降-8.49%であり、10年以上のデータで6月に上昇したのは3回のみ。
上昇シナリオも明確だ。バイナンス永続先物の累積ショート清算額は2億2710万ドルに達し、レバレッジ清算全体の約90%を占める。サポートラインが維持されればショートスクイーズ発生の可能性がある。
重要なレジスタンスは1.46ドル(0.5のフィボナッチ水準)となる。1.51ドルを明確に上抜ければ強気な三角持ち合い上抜けが確定し、1.58ドル〜1.67ドル台を目指す展開も視野に入る。
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