イラン国営テレビは水曜日、米国とイランによる枠組み草案の概要を示した。この枠組みでは、米国による海上封鎖を解除し、ホルムズ海峡を戦前の商業交通量に戻し、1か月以内に再開する内容。
WTI原油は、放送がSNSに流れた30分以内に2.7%下落した。この動きで米国の原油先物は1バレル89ドルを下回り、中東情勢の不透明感にさらされたリスク資産が動揺。
国営テレビの報道は6つの条件を列記し、提案された60日間の交渉期間中における同海峡の運用方法を再定義する内容となった。
主な暫定条件は以下の通り:
60日以内に最終合意が成立すれば、この協定は国連安全保障理事会の拘束力ある決議に格上げされる予定。
イランの各メディアは、本件覚書を「初期の非公式枠組み」と位置付けている。テヘランは、ワシントンが具体的に検証可能な対応を取らない限り、次の段階には進まないと警告した。
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今回、原油市場が最初に反応した。WTI先物はこの報道前、1バレル93ドル付近で取引されていた。その後、30分以内に89ドルを割り込むまで下落幅を拡大した。
ホルムズ海峡のボトルネックは、イランの制限前には、1日約2000万バレルが通過していた。紛争以前は、1日あたり125便から140便の商業トランジットが往来していた。
封鎖期間中、輸送量は激減した。本格的な再開となれば、世界市場にとって最大級の供給サイドのインフレ要因が解消される可能性がある。
米国とイランの立場の乖離は続いている。
アナリストは、この文書を最終合意ではなく、時間稼ぎを目的とした一時的な停戦と見なす。戦争研究所はこのアプローチを段階的だと説明。
まずは海峡と停戦問題が先行し、核協議、制裁緩和、代理勢力問題はその後に持ち越される。
現時点で、市場は全面的な和平ではなく、限定的な再開シナリオを織り込む展開。
今後60日間で双方が実際に履行できるかが試される。それまでは、この合意が国営テレビの報道のみで存在している状況。


