XRP価格が3週間で2度目となる1.50ド}XRP価格が3週間で2度目となる1.50ド}

1億4200万ドルのXRPロングがダブルトップに突入

2026/05/11 22:00
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XRP価格が3週間で2度目となる1.50ドル到達で跳ね返された。チャート上には教科書通りのダブルトップ形成。強気派は新たに1億4200万ドル相当のロングを追加した。

日足RSIに潜む弱気のダイバージェンスと、長期保有者による買いの41%減少がチャートの警告を後押しする。レバレッジ構造も、重要なテクニカルシグナルのすべてに逆行している。

XRP、1.50ドルのダブルトップが示す隠れたリスク

XRPの12時間足チャートにダブルトップが形成されている。ダブルトップは、価格が同じレジスタンスレベルを2度試し、いずれも突破できなかった際に現れる弱気の反転パターンである。

最初の山は4月17日に1.50ドルで形成。2度目は5月10日に1.51ドルで到達した。いずれも同水準付近で跳ね返され、直後に急落。ダブルトップは、買い手の勢いが失われたシグナル。パターンの成立は、現在値よりかなり下のネックライン割れが条件となる。

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価格推移の裏で、さらなる弱気シグナルが点灯。日足RSI(相対力指数)には、2月中旬から5月10日にかけて隠れた弱気ダイバージェンスが現れた。XRP価格は高値を切り下げた一方、RSIは高値を切り上げていた。RSIは価格変動の勢いと幅を測定するモメンタム指標である。

XRPダブルトップとRSIダイバージェンスXRPダブルトップとRSIダイバージェンス 出典: TradingView

下落トレンド下の隠れた弱気ダイバージェンスは、反転ではなくトレンド継続を示唆。今回のチャートパターンは、1.50ドル近辺への戻しが調整的反発でありトレンド転換ではないことを示している。

XRPは過去30日で7.5%上昇したが、年初来で見ると21%安。大局は依然として弱気トレンドであり、このダイバージェンスが裏付ける。

現状、チャートは下方向を示す。しかしデリバティブ市場では正反対の動きが見られる。

XRP建玉残高、強気派の追加で9億4000万ドルまで急増

チャートが弱含む一方、デリバティブ市場は逆の展開。XRPの建玉残高は未決済のデリバティブ契約の総額を示す指標で、4月29日の7億9800万ドルから5月11日には9億4000万ドルに急増。同期間に新規ロング1億4200万ドルが積み上がった。

XRPのファンディングレート(永久スワップ市場のロングとショート間の定期支払い)も大幅にプラスに転じた。4月29日の0.000503%から0.006%と約12倍に急上昇。大幅なプラス転換は買い(ロング)側の一極集中と過剰レバレッジを示す。

建玉残高とファンディングレート建玉残高とファンディングレート 出典:Santiment

この組み合わせは異例といえる。強気派は、チャートが典型的な売り圧力のシグナルを発しているまさにその時にレバレッジを増やしている。価格が少しでも調整すれば、このレバレッジ構造が連鎖的なロスカット(清算)の燃料となる。

市場全体の環境がリスクをさらに高めている。暗号資産市場は、トランプ米大統領がイランの和平回答を拒否したことで5月11日に2%超下落。この投稿が暗号資産市場全体にマクロのリスク回避ムードをもたらした。総じてマクロ指標が弱い状況では、デリバティブ市場のロングポジションは急落局面で回復が難しくなる。

果たして現物の買いがデリバティブのロング解消圧力を吸収できるのか。オンチェーンの長期保有者データは、否定的なシグナルを示している。

長期保有者、4月初の高値以降に買い41%減

デリバティブ勢がロングを積み増す一方で、長期保有者は買い控え姿勢を強めている。ホドラー・ネットポジション変化は、長期保有者によるXRP保有量の日次変動を追う指標。通常、155日以上保有するウォレットの動きを捉える。

4月12日には2億6018万XRPと30日間で最大の積み増しを記録。しかし5月10日には1億5260万XRPと、約41%減少した。

ホドラー・ネットポジション変動XRPホドラー・ネットポジション変動 出典:Glassnode

5月以降、価格が上昇してもこの指標は低迷を続ける。これは長期保有者が積極的に押し上げている局面で見られる動きとは正反対である。

要点は、現物の積み増しが急速に減速する中、強気派がレバレッジを拡大しているという事実。最も長期的な保有実績を持つウォレット群が、今回の動きには追随していない。この点がデリバティブ側の状況と絡む。ロングの連鎖清算が起きれば、現物買いの減速により下支え余地が乏しくなる。長期保有者は静かに買いを手控え、価格の下方リスクが高まっている。

XRP価格チャートそのものが、最終的な試金石となる。

XRP価格、「ダブルトップ下の11%の落とし穴」は1.34ドル

12時間足チャートは、RSI主導の反落後に1.44ドルに位置している。直近の上値抵抗線は4月17日高値の1.50ドル、5月10日高値の1.51ドルである。12時間足で1.51ドルを明確に上抜ければダブルトップは否定され、次の上値試しは1.54ドルとなる。

下方向の構造にはより警戒が必要である。フィボナッチ水準は、5月10日高値1.50ドルから直近安値1.34ドルまでを基準に算出している。0.236は1.46ドル、0.382は1.44ドル、0.5は1.42ドルに位置し、いずれも直近の下値支持線となる。現状、XRP価格は1.44ドルの下値支持を維持しようとしている。

この水準を割り込んだ場合、1.40ドルと1.37ドルが次の注目ポイントとなる。弱気パターンのネックラインは1.34ドル。

XRP価格分析XRP価格分析 出典: TradingView

1.34ドルを割り込むとダブルトップが確定し、パターン通りの下落局面となる。このパターンによる下値目安は、ネックラインから11.09%下の1.19ドル。現時点では1.51ドルを再び回復できれば1.54ドルへ向けた上昇局面に転じ、逆に1.19ドルまでの11%下落リスクが強まる。

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