PAGとKKR、サッポロホールディングスからサッポロ不動産を取得

東京–(BUSINESS WIRE)–アジアを拠点とする大手オルタナティブ投資会社PAG、グローバル大手投資会社KKR、およびサッポロホールディングス株式会社(「サッポロホールディングス」)は本日、PAGとKKRが運用するファンドがサッポロホールディングスからサッポロ不動産開発株式会社(「サッポロ不動産」または「当社」)の株式100%を取得する最終契約を締結したと発表しました(「本取引」)。本取引は3年間で段階的に完了する予定で、東京・恵比寿および北海道・札幌を含む全拠点における円滑な引継ぎを促進するため、51%の株式を取得する第一段階は2026年6月1日に完了する見込みです。

詳細については、本日サッポロホールディングスが発表した「不動産事業への外部資本導入に伴う株式譲渡に関するお知らせ」をご参照ください。

140年以上の歴史を持つサッポロホールディングスは現在、酒類、食品・飲料、不動産の3つの主要事業分野とグループ会社を運営しています。サッポロホールディングスは、競争優位性を持つ酒類事業に注力し、さらに強化することで、世界中のお客様に満足のいく飲料体験を提供する資本効率の高い企業として成長することを目指しています。これを実現するため、サッポロホールディングスはPAGとKKRが運用するファンドに不動産事業を譲渡し、経営資源を集中させ、2025年2月14日付の「グループ中長期成長戦略」に概説されているように、その収益を主に酒類事業の成長施策に再投資します。サッポロホールディングスは顧客接点を強化し、お客様により健康的な選択肢を提供する能力を高めていきます。

サッポロホールディングス傘下のサッポロ不動産は、主に恵比寿と札幌に所在する商業施設、オフィス、ホテル、住宅など多様な不動産ポートフォリオを所有、運営、開発しています。本取引完了後、サッポロ不動産は独立した企業となります。PAGとKKRの所有下で、当社は中長期的に不動産と企業価値の持続的な向上を追求します。PAGとKKRは不動産投資における長年の実績と経験を有しており、広範なグローバルネットワークと運営専門知識を活用して、サッポロ不動産のポートフォリオの価値創造を支援するとともに、地域に根ざした都市開発に貢献します。

新株主の代表者は以下のコメントを発表しました：

PAG共同創設者兼社長のジョン・ポール・トピノは次のように述べています。「PAGは、サッポロ不動産の経営陣とスタッフ、そして恵比寿エリアの継続的な発展を支援するため、KKRおよびサッポロホールディングスと戦略的パートナーシップを組めることを誇りに思います。地域社会、行政、テナントの皆様と緊密に協力し、当社のランドマーク物件を活気に満ちた持続可能な都市の目的地として進化させ続けることを目指します。」

KKRアジア太平洋副執行会長兼KKRジャパンCEOのヒロ・ヒラノは次のように述べています。「サッポロ不動産との戦略的パートナーシップを通じて、日本のビジネスと文化の景観において重要な役割を果たし続ける長年の企業であるサッポロホールディングスとの関係を深めることができ、誇りに思います。過去30年間にわたり、サッポロ不動産は、現在日本で最も著名な複合施設の一つである恵比寿ガーデンプレイスなどのランドマークプロジェクトにおける確かな実績を持つトップデベロッパーとしての地位を確立してきました。当社の次の成長段階を支援するためPAGと協力できることを嬉しく思い、KKRのグローバルプラットフォーム全体にわたる開発、運営、ホスピタリティにおける当社のグローバルネットワーク、投資経験、深い運営専門知識を共有できることを楽しみにしています。」

KKRは主にアジア不動産戦略を通じて本投資を行います。本取引の完了は、規制当局の承認およびその他の通常の完了条件を条件としています。

サッポロホールディングスについて

北海道に開拓使麦酒醸造所が設立されビール製造が始まって以来、サッポロホールディングスは原料の厳選に根ざした職人技へのこだわりを維持し、お客様の期待に応える製品とサービスを提供してきました。ビール事業から始まり、サッポロホールディングスは酒類、飲食料品、レストラン、不動産へと事業を拡大してきました。お客様との継続的な対話を通じて、サッポロホールディングスはイノベーションと品質の継続的改善を追求しています。変化に対応し新たな挑戦に取り組むことで、日本国内外でブランドをさらに磨き上げ、独自の強みを持つブランドとして着実な成長を達成することを目指すとともに、「喜びを創造し、生活を豊かにする」という経営理念に沿って、環境・社会問題に取り組み、人々や地域社会の幸福に貢献する持続可能性重視の経営を推進しています。

サッポロ不動産について

サッポロ不動産開発株式会社は、サッポログループの不動産事業を管理し、1988年の設立以来、主に恵比寿と札幌エリアで不動産開発に従事してきました。中核物件には、1994年に開業した恵比寿ガーデンプレイスと1993年に開業したサッポロファクトリーがあります。「地域社会とともに豊かな時間と豊かな空間を創造し、育む」という経営理念に導かれ、サッポロ不動産は、住み、働き、訪れる人々が楽しみとくつろぎを見出せる魅力的な都市環境の開発に取り組んでいます。

PAGについて

PAGは、クレジット&マーケット、プライベートエクイティ、実物資産の3つの中核事業を持つ、アジア太平洋地域に注力する大手オルタナティブ投資会社です。PAG実物資産は、アジア太平洋地域最大かつ最も経験豊富な不動産投資プラットフォームの一つです。現地での存在感と実証された成功実績を持つセクターと市場に注力することで、魅力的なリスク調整後リターンの提供を目指しています。1997年にセキュアード・キャピタル・ジャパンとして設立されたPAG実物資産は、アジア太平洋地域で480億ドル以上を投資し、7,800件以上の物件を取得・管理してきました。PAGは、世界で最も洗練されたグローバル資産配分者を含む約300の機関投資家に代わって資本を管理しています。PAGは世界15の主要拠点を持ち、550億米ドル超の資産を管理しています。詳細については、www.pag.comをご覧ください。

KKRについて

KKRは、オルタナティブ資産管理に加え、資本市場および保険ソリューションを提供する大手グローバル投資会社です。KKRは、忍耐強く規律ある投資アプローチに従い、世界トップクラスの人材を採用し、ポートフォリオ企業と地域社会の成長を支援することで、魅力的な投資リターンの創出を目指しています。KKRはプライベートエクイティ、クレジット、実物資産に投資する投資ファンドをスポンサーし、ヘッジファンドを管理する戦略パートナーを擁しています。KKRの保険子会社は、グローバル・アトランティック・ファイナンシャル・グループの管理下で退職年金、生命保険、再保険商品を提供しています。KKRの投資への言及には、スポンサーファンドおよび保険子会社の活動が含まれる場合があります。KKR & Co. Inc.(NYSE: KKR)の詳細については、KKRのウェブサイトwww.kkr.comをご覧ください。グローバル・アトランティック・ファイナンシャル・グループの詳細については、グローバル・アトランティック・ファイナンシャル・グループのウェブサイトwww.globalatlantic.comをご覧ください。

連絡先

メディア連絡先
サッポロホールディングス：

コミュニケーション部

shpr@sapporoholdings.co.jp

PAG：

Tim Morrison

pr@pag.com

KKR：

Wei Jun Ong

weijun.ong@kkr.com
Samuel Brustad

samuel.brustad@kkr.com