AIおよびコンピューティング分野のグローバルリーダーであるSuper Micro Computer(SMCI)は、火曜日の時間外取引で株価が約10%下落した。同社が増大するAIハードウェアの受注残を賄うために70億ドルの新規資金調達計画を発表したことが原因だ。
今回の資本調達は2段階で行われる。第1段階として、50億ドルの引受公募(公募ラウンド)を即時に開始し、その後12.5億ドルの普通株式を追加発行する。さらに、新たに発行する強制転換型優先株に連動した37.5億ドルの預託株式による調達が予定されている。

大手ウォール街銀行が管理する別途20億ドルの市場価格での株式プログラムは、2026年第3四半期以降に開始される予定だ。
Super Microは、20社以上の顧客から受注した総額約390億ドル相当の先進AIサーバー注文のコンポーネント購入に資金が必要だと説明した。この注文にはAIサーバーと、同社が「データセンタービルディングブロックソリューション」と呼ぶ製品が含まれる。
発表前の時価総額が約340億ドルだった企業にとって、70億ドルの資金調達は既存株主にとって大幅な持分希薄化を意味する。これが株式の希薄化につながり、市場の初期反応を説明している。
Super Microの計画は、AIインフラの整備がいかに資本集約的になっているかを示す最も明確な事例のひとつでもある。390億ドルの受注は強気に聞こえるが、その注文を履行するためにまず数十億ドルを調達して部品を確保しなければならないという現実が明らかになった。
AIハードウェアメーカーは非常に微妙で異例な状況に置かれている。需要は膨大であり、その需要を満たすために必要な初期コストもほぼ同様に膨大だ。ハイエンドAIコンポーネントのグローバルサプライチェーンも依然として非常に逼迫しており、少数の企業に集中している。
段階的な資金調達構造はSuper Microにある程度の柔軟性を与えており、20億ドルの市場価格プログラムを2026年第3四半期まで保留することで、経営陣は株式購入のペースを調整できる。このペースは、コンポーネントや部品の調達状況、および今後の四半期にわたるサプライチェーンの動向に基づいて決定される。
投資家はまた、Super Microが390億ドルの生産受注残をいかに迅速に安定した収益へと転換するかも注目している。これは、希少なAIチップおよび関連コンポーネントを有利な条件で確保しながら、注文を期日通りに納品できるかどうかにかかっている。
Super Microの次回の四半期決算報告では、重要部品の調達進捗に関する最初の具体的な情報が示されるだろう。執筆時点でのSMCI株価は40.64ドルとなっている。
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