今週の暗号資産市場は大幅な下落に見舞われ、主要トークンの大半が値を下げた。ただし一部のアルトコインは逆行高となった。デクセ、ジャスト、オーディエラはいずれも、相場全体が軟調な中で上昇を記録した。
これら3銘柄は週末に向けて良好なテクニカル構造を保っている。チャートでは主要なサポート水準が買い方によって守られている様子がうかがえる一方、市場全体のリスク選好は引き続き低調な状況。
デクセ(DEXE)は約20ドルで推移し、過去24時間でおよそ8%上昇した。同トークンは2月に2025年の高値となる24ドル近辺の4年ぶり高値を記録した。
その後、価格は0.786フィボナッチ水準である19.40ドル付近まで調整している。下値には15.60ドル、13ドル、10ドルのサポートが控え、それぞれフィボナッチ水準に連動する。
ただし、直近の上昇局面では出来高が減少しており、上昇に対する勢いの強さは限定的とみられる。RSIも70超で推移しており、一時的な調整が入っても不思議ではない局面。
ジャスト(JST)は0.080ドル近辺で取引され、1日で約8%上昇した。6月3日に市場全体の急落に連れ、約20%下落した。
その後、上昇トレンドラインと0.382フィボナッチ水準(0.075ドル付近)で反発した。このエリアは標準的なサポート帯。さらに大きく下落した場合は、0.618フィボナッチ(0.061ドル付近)が下値支持となる可能性。
上値の目標は0.084ドル、次いで0.10ドル圏となる。この水準は過去の予想でも指摘されていた。出来高は売りと反発のいずれの局面でも増加。RSIは売られすぎ域直前まで調整した後、中立水準へと戻った。
オーディエラ(BEAT)は約1.60ドルで推移し、過去24時間で約13%上昇、数カ月にわたる上昇基調を拡大している。同トークンは1月初旬より、底堅いダブルボトム型のベースを形成してきた。
5月22日にブレイクアウトを果たし、直後に1.27ドル付近の初動ターゲットを達成。その後の調整を経て再び上昇基調を強めている。
次の目標は0.382フィボナッチ水準となる2ドル付近。さらに上値には、以前の高値2.43ドルが位置する。RSIは強気圏を維持し、出来高の増加が動きを後押しする。
3銘柄はいずれも構造は良好だが、進行段階は異なる。デクセは長期ターゲット到達後の調整局面。ジャストは健全な押し目後のサポート防衛に入っている。
オーディエラは新規ブレイクアウトでさらなる上昇余地が見込める。市場全体の回復が進めば上昇は加速する可能性。逆に続落となれば、それぞれ解説したサポートが試される展開。次の動きは、見出しよりもチャートが決める。

