米下院は、ドナルド・トランプ大統領のイランに対する戦争権限を制限する決議を可決した。
下院民主党は共和党に圧力をかけるべく、こうした決議を何度も提出してきたが、共和党は一貫してこれを否決してきた。しかし今回は、4人の共和党議員が党の立場を超えて賛成票を投じ、215対208の投票で可決された。

今回の投票は1973年の戦争権限法を発動するものであり、同法は理論上、議会が60日以内に作戦継続を承認しない場合、大統領は紛争地域から部隊を撤退させることを義務付けている。
ワシントン・ポスト紙によると、上院議員らは「先月の手続き上の投票で同様の決議を前進させた」といい、これは「議会が承認していない戦争への高まる不満」を反映しているという。
これは、下院外交委員会の少数党筆頭理事グレゴリー・ミークス議員(民主党・ニューヨーク州)が今週初め、戦争に対して激しい演説を行ったことを受けたものだ。同議員は「我々は終わりの見えない戦争に囚われている。無能な大統領が結果への備えも怠り、自らのエゴだけを考えて始めた戦争だ。ここから抜け出す唯一の道は外交であり、爆撃でも虚勢でもない」と述べた。
この投票は議会が戦争権限を取り戻す上での一歩前進だが、報告書は「大きな障壁に直面している」と指摘する。「トランプ大統領の署名に至るためには、上院での最終投票が必要だが、全議員が投票するとなれば困難になる可能性がある」とされており、また上院規則の下でこの決議が「特権的」な地位を持つかどうか——つまり、上院多数党院内総務のジョン・スューン議員(共和党・サウスダコタ州)の承認を必要とせず、自動的に採決に進めるかどうか——も不明確だ。
決議に反対する多くの共和党議員は、いずれにせよ戦争はほぼ終わりに近いと主張しており、ブライアン・マスト議員(共和党・フロリダ州)は「我々は交戦状態にない。この地域に継続的に駐留させている部隊とほぼ同数の兵力を展開しているだけだ」と述べた。


