ブラックロックおよびウィンクルボス兄弟が、6月2日数時間のうちに合計7000ビットコイン(BTC)超を取引所ウォレットへ移動した。この大規模なビットコインの移転を受け、機関投資家による売却観測が強まった。
ブロックチェーン分析企業のアーカムが両取引を確認した。これらの移動はスポット型ビットコインETFで純流出が長期化するなか、価格が急落しているタイミングで発生した。
オンチェーントラッカーのSolid Intelによれば、ブラックロックは6005ビットコイン(約4億300万ドル相当)をコインベースプライムへ送金した。IBITウォレットから短時間に分割して移動したかたち。
コインベースはIBITの公式カストディアンを務める。このような資金移動は、市場での売却よりもETFの設定・解約に関連する場合が多い。
この動きは、5月中旬以降に続いたスポット型ビットコインETFからの資金流出(累計20億ドル超)の渦中に発生した。
ウィンクルボス兄弟は、ジェミニカストディからジェミニのホットウォレットに1000ビットコイン(約6750万ドル相当)を送金した。アーカムは、ホットウォレットへの移動が売却に先立って行われる場合があると指摘している。
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ジェミニは兄弟が創業したため、今回の資産移管は自社インフラ内で完結したことになる。
このパターンは、3月にも見られたウィンクルボス兄弟によるビットコイン移動と同様であり、実際に一部が売却された経緯がある。
アーカムのデータによると、兄弟の保有分は現在も8328ビットコイン前後。年初にはウィンクルボス・キャピタルによるビットコインの買い増しも進めていた。
いずれのビットコイン移動も、取引所ウォレット内にとどまっており即売却を意味するものではない。ビットコイン価格が本稿執筆時点で6万6973ドル付近と週初から11%下落する中、大口保有者による持ち高縮小懸念が強まった。
先週もビットコインが7万ドル割れに転じた場面でクジラスケールの移動が目撃されていた。
これに続く流出が見られれば、実際の売却につながる可能性もある。


