農務長官ブルック・ロリンズは、メモリアルデーの週末を前に牛肉価格が急騰している原因の一端を「Make America Healthy Again(MAHA)」運動に求め、MAHAが主導する健康ブームのおかげでアメリカ人の牛肉消費が増えているとFox Businessに語った。
「しかしこれはMake America Healthy Againとも相まっています――人々はかつてないほど牛肉を食べています」とロリンズは水曜日にFox Businessで述べた。「これはアメリカ最高の牛肉を生産する素晴らしい牧場主たちへの驚くべき証明です。」

挽き肉は現在1ポンドあたりおよそ6.70〜6.90ドルで推移しており、歴史的な相場より約1ドル高い水準となっている。一方、牛の頭数は3世代ぶりの低水準に落ち込んでいる。
保健福祉長官ロバート・F・ケネディ・ジュニアが率いるMAHA運動は、赤身肉・内臓肉・動物性脂肪を健康的な食事の要として積極的に推進する一方、超加工食品・植物油・植物性代替肉を悪者扱いしてきた。ケネディ氏はかねてより、アメリカ人の食生活を原点に立ち返らせる取り組みの一環として、グラスフェッド牛肉や生乳を支持してきた。
ロリンズ長官は今回の危機の原因をMAHA主導の需要急増だけに帰したわけではない。バイデン政権が長年にわたって「牧場主への戦争」を行ってきたとも指摘し、放牧割当の撤廃や、気候政策を利用した牛の生産抑制などを例に挙げた。さらに、南米から広がったネジレバエの寄生虫被害が港湾閉鎖を招き、供給をさらに逼迫させているとした。
生産面については、司法省が牛肉加工業界を支配する大手4社(うち2社はブラジル系資本)の調査に乗り出したと述べ、加工能力の国内回帰と長期的なアメリカの牛の頭数回復に向けた取り組みを約束した。
「まさに完全な嵐の状況です」と彼女は語った。
ロリンズ長官は、今週末のスーパーで1ポンド7ドルの挽き肉を前にする消費者に対し、具体的な短期的救済策を示さなかった。ただ、トランプ政権の農業政策のもとで長期的な見通しは明るいと強調した。
MAHA運動が赤身肉を推奨する姿勢は、主流の食事ガイドラインや、牛肉消費が温室効果ガスの主要な排出源だと主張する環境保護論者たちと真っ向から対立している。
