インドの宝飾関連株が月曜、大幅な1日下落に見舞われた。主要な小売業者は最大12%下落。モディ首相が金購入の1年間休止を呼びかけたことが背景。
Nifty消費耐久財指数は終値で4%下落。タイタン社がNifty50で最大の下げ要因となった。
センコ・ゴールドとタンガマイユル・ジュエリーはそれぞれ約9%下落。カリヤン・ジュエラーズは8%下落。タイタン社とゴルディアム・インターナショナルは約6%下落し、スカイゴールドは一時12%の下落となった。
寄り付きから売りが優勢となり、午後の取引で下げが加速した。
投資家は、インドの年間金購入の約半分を占める結婚シーズンに向けた販売減を織り込んだ。
来店客の減少は金小売セグメント全体の売上高に直接影響。今後2四半期で同一店舗売上高成長率の圧縮要因となる。
インドは中国に次ぐ世界第2位の金消費国であり、主要な金輸入市場でもある。
金輸入額は2025-26年度に24%増の719億9800万ドルに拡大。前年の580億ドルから増加したと政府統計は示す。
首相の週末の呼びかけは、中東情勢の緊迫化に伴うブレント原油急騰を受けたもの。インドは原油の約85%を輸入し、金買いの拡大はこうした局面でのドル流出を一段と押し上げる。
この2つの輸入品目がインドの対外収支圧力の主因となっている。
外貨準備高は5月1日終了週に77億9000万ドル減り、6906億9000万ドルとなった。ルピーは取引中に対ドル95を下回った。
インドVIXは11.89%上昇し18.84となった。センセックス指数は終値で1004ポイント安の7万6321.62で取引を終えた。
インド準備銀行はルピー防衛に踏み切る可能性が高い。インドの宝飾関連株は、結婚シーズンに向けて続く金規制の影響で正念場を迎えている。
現時点で金小売セクターはダラール通りで最もリスクにさらされている分野に映る。

