個人のビットコイン(BTC)マイナーが、驚くべき確率を突破してソロマイニングでブロックを発見した。マイナーは、補助金と手数料を含めて約3.128 BTC、22万2000ドル相当を獲得した。
Wu Blockchainは、同マイナーが推定70テラハッシュ毎秒(TH/s)という計算能力で稼働していたと報じている。このハッシュパワーは、ビットコイン全体のネットワークハッシュレートの約0.0000074%に相当し、4月9日時点でネットワーク全体は940エクサハッシュ毎秒(EH/s)を超えていた。
この規模でのマイニングでは、1日あたりのブロック発見確率はおよそ10万分の1、統計的には約300年に1度成功する計算となる。
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参考までに、主要上場マイナーは毎秒数十エクサハッシュ級で運用しており、70TH/sのリグとの差は圧倒的である。この規模の差が、今回の成果の極めてまれな状況を浮き彫りにしている。
一方で、この異例の成功は、マイニング環境の変化が進む中で起きた。世界のビットコインハッシュレートは2026年第2四半期におよそ1004EH/sとなり、前四半期の約1066EH/sから減少している。
この減少の主因は、マイニングの収益性悪化とされ、効率の低いマシンが稼働停止している。
同時に、マイニング業界は構造転換期にあり、多くの事業者が生成AIや高性能計算分野への多角化を強めている。
このようなソロマイナーの成功は非常にまれであるものの、ビットコインの分散型設計が、競争の激化する現状でも予期せぬ成果を生む余地を残していることを示している。

